2013年、拡張現実(AR)が日本で伸びる5つの理由


こんにちは!ポップコーンSEOの松本( @ma_tsutomu )です。

今回は、著者が密かに興味を持っている分野、拡張現実(AR)についてです。

昔からある分野なのですが、GPSや画像認識技術の精度の問題回線速度やデバイスの性能の問題重いHMD(ヘッドマウントディスプレイ)など使い勝手の悪さから商用化が難しくキラープロダクトが現状では生まれていないのが現状でした。

キラープロダクトが一つ世に出てしまえば、そのプロダクトが市場を独占してしまう可能性さえ秘めています。

例えば、Googleの「Google Glass」では、メガネ型HMDを装着し、道や風景、はたまた製品に拡張した世界を映し出し、通常の世界では見えないものを見せてしまう。そこから購入や、検索に至ることも可能かもしれません。

googleglass

Googleさんは「世の中全てのモノに情報をつける」おつもりなんでしょうか。

上記のGoogle Glassは一例ですが、拡張現実とは現実を拡張することにありますので、まったく別の手法で、キラープロダクトが生まれるかも知れません。
(プロモーションとしては、初音ミクのARが日本ではブームになっていましたね!世界では、イイネを最も獲得したJeepのゲーミフィケーションとしてARが活用されていました。Facebookファンが800%増加した「Jeep」のゲーミフィケーション・プログラム

ARと一言で言っても様々な形で現実世界とリンクするんですね。

さて、そんな中、筆者がなぜこの拡張現実の分野が今後日本で伸びていくのか以下にまとめましたのでご覧下さい。

  1. 準天頂衛星「みちびき」本格始動によるGPS精度の向上
  2. 無線LAN等の回線の発展
  3. 経済産業省「G空間プロジェクト」による10兆円市場の創出
  4. 画像認識技術の発展
  5. 携帯端末の発展(CPUの飛躍的改善とセンシング技術の発展)

1つ目について、みちびきの公式サイトには、こう記されています。

 準天頂衛星システムは、補強信号の送信等により、これまでの数十m程度の誤差だったGPSに比べて、1m程度、さらにはcm級へ測位精度の向上を目指しています。

これは、従来のアメリカの衛星では、山間やビル間では信号の送受信が出来なかったことものが、みちびきが日本の真上を通ることにより解消されるものなのです。

michibiki

現在では、初号機のみの打ち上げではありますが、今後4機打ち上げる方針を宇宙開発の基本方針「宇宙基本法」で制定し24時間体制でみちびきの恩恵をGPS情報として受け取れるそうです。(衛星3機による三角測量によって初めて位置情報は取得できます。)

実際に、2010年12月15日より技術実証・利用実証が本格的に開始されおり、カーナビやGPS機器では専用の受信機をつければ測位可能です。

また、経済に与える影響はGPS分野のみで10兆円と言われています。

2つ目は無線LAN等の回線の発展です。
鉄筋コンクリートに囲まれた屋内では電波が遮断され流石の衛星からのGPS情報も取得できません。そのため、近くの基地局からの時差を無線LANによって特定し位置情報を割り出す「Place Engine」などがあるようです。

素晴らしい技術ですね。

3つ目は経済産業省が発表している「G空間プロジェクト」です。こちらも

2013年には10兆円市場の創出を目指す「G空間プロジェクト」は、平成21年度より3次元地理空間情報データベース等の構築、実証事業を実施しており、そこで開発したツール、成果等について、公開しているそうです。

G空間プロジェクトは特に屋内空間での測位に力を入れており、平面+高さ+時間の4次元でデータを利用できるようになるとのことです。そこではまず、経済産業省は、3次元の地理空間情報のデータベース構築に取り組んでいるそうです。地図が平面から立体になったらそれはもう未来ですよね。これは、測位を必要としない方法なので、実現できたらよりシームレスな位置情報サービスが展開されていくことでしょう。

4つ目の画像認識技術の発展についてです。

言わずもがな各社こぞって競争していることでしょう。顔や物体、風景、立体、文字…etc 全てのモノを認識しデータベースに格納しておくことは現実的ではないので、犬なら犬のパターンを、猫なら猫のパターンを、人なら人、様々な画像認識技術とパターン認証技術を組み合わせ、現実のモノに拡張した情報をつけることができたら、すごく面白いと思いませんか?

一番画像認識しやすく、中身を見る前にその情報が分かればよいものってなんだろうと考えたら「本」は最も最適ですよね…ってちょっとググってみたら実際にありました。

実世界をアマゾンにするAR買い物アプリ A9 Flow 、商品情報をオーバレイ表示 – Engadget Japanese

アマゾンの子会社A9がやっているようです。
現在では、本だけの展開ですが、いろんな展開が考えられますね。

他にも、物件情報なんか素晴らしいんじゃないでしょうか。物件の内見って相当大変ですよね。

内見する前に物件の前でカメラをかざしたらその空き情報や間取、雰囲気、価格などの情報がわかるとか。またぐぐって見ました。

Layar – 空室/満室を一発把握!「不動産アーカイブ検索」

やっぱりあるもんですね。笑

自分が考えつくことは誰かが必ずやっているものなんですね。

ラスト、5つ目です。
携帯端末の発展(CPUの飛躍的改善とセンシング技術の発展)上記、全てのシステムを組み込めるだけのデバイスが必要なんです。重いHDM(ヘッドマウントディスプレイ)では、商用化は厳しいです。しかし、ここ数年で圧倒的な進化をとげるCPU。2年前のPCの性能が今やiPhoneに搭載されているとの話もあります。Core2Duoと同じかそれ以上?

また、位置情報を取得するためには地磁気センサー加速度センサーが必要です。また、タッチセンサーや照度センサーなどあらゆるセンシング技術と組み合わさることでARの本領発揮が期待されるのではないでしょうか。

センシング技術においては日本の十八番と言われていることからかなり期待できそうです。

さて、以上の5項目が今後日本でARが伸びる理由となります。

今後、ARの行方は個人的にものすごく興味がありますので、SEOとは今はまだ関係ありませんが、またブログで書かせて頂きます。

長々とお付き合いありがとうございました。