お久しぶりです。ポップコーンSEOの松本( @ma_tsutomu )です。
※質問です。
- 構造化データテストツールはご存知ですか?
- ウェブマスターツールの[最適化]→[構造化データ]でなんと表示されていますか?
- 現在どの手法(マークアップ言語)を使っていますか?
今日は検索結果でリッチスニペットを表示させるための方法をご紹介します。セマンティックウェブが加速するこのご時世にリッチスニペットの対応をやられていないweb担当者の方必見です。
まず始めに、リッチスニペットを定義させて頂きますと、リッチスニペットとは、構造化データをマークアップし、検索結果に拡張情報を表示させるものです。
例えば、商品情報、レビュー、評価、価格、価格帯、著者情報、イベント情報、画像…もろもろを検索結果に表示させることができます。これはセマンティックウェブと呼ばれる、ヒト、モノ、コトに関する情報を要素として様々な情報を含ませるというところに着地します。
どういうことかというと、松本努(著者)という人間が身長170cmであり、性別が男性であり、国籍が日本人であり、現在目黒区に住んでいることを意味させるのです。
これがヒト、モノ、コトが要素を持つという意味です。
そして、意味をもたせたページや商品、サービスが検索結果に表示されるのがリッチスニペット。ようは下記のコレですね。
▼著者情報
▼レシピ
▼商品
検索結果に表示させる方法は現在(2013年4月23日時点)で大きく分けて、3つです。
- メタタグ(meta)を使用して、文書内の重要な情報を識別する。
- HTML内でリッチスニペットマークアップをインラインで使用する。
- HTMLページにPageMapデータを追加する。この方法では、スニペットにアクション(たとえばダウンロードリンク)やカスタム属性を追加できます。
最もポピュラーな方法は2番ですね。
ページ内にインラインでhtmlファイルに直接マークアップします。そして、現在で特に需要が高まっている業界はEC(通販)ですね!楽天やアマゾン、その他のECモールに出店して終わりの時代ではないはずです。自社ドメインで通販をやられている方は当然利益率も直販の方が高いはずです。
そんな中、リッチスニペットを表示させることは競合優位性になりうるというわけです。
現在、リッチスニペットの表示確率が低いこと、またはGoogleが勝手に表示していることから、適切なノウハウを持っている人・会社は非常に少ないのではないでしょうか。現に今調べてみたんですが、ECで勝負されている企業の殆どが意図してやられていない傾向にありました。
こちらは、検索結果におけるリッチスニペットの表示の有無と、リッチスニペット表示ツール(構造化データテストツール)の表示結果、またはマークアップの方法を示した表になります。
すでに検索結果に表示されてるからでしょうか。マークアップしていない企業様が多いようです。
GoogleやYahoo!、Microsoftとの交信の機会とも言えるべきリッチスニペットそのボキャブラリとして、現在マークアップ用に用意されたのが、schema.orgと言いたいところですが…
実は、このshema.org、まだきちんと検索結果に表示されないようです。(2013年4月23日)
理由としては、shema.orgの中身が間違っているとのことです。正確には著者も調べてはいないのですが、ウェブマスターツールのリッチスニペット表示ツールで表示されているのに、検索結果に出ないという現象はそこから来ているそうです。
- 2012年7月の記事:http://cam-white.com/microdata/1.html
- 2013年1月の記事:http://www.suzukikenichi.com/blog/google-doesnt-support-the-current-schema-org-breadcrumb-markup-for-rich-snippets/
- 木村さんGoogle+:https://plus.google.com/114226755999119624319/posts/WktnXfarozf
下記の通りやってみて、きちんとリッチスニペット表示ツールでは表示されているのに、検索結果には表示されない!という方は、こちらをご覧下さい。
schema.org(リンク先は英語)により、Google、Microsoft、Yahoo!のいずれでも認識できるボキャブラリを使用して、ウェブサイトのページで多様な種類のアイテムをマークアップできるようになりました。詳しくはこちらをご覧ください(ただし、Googleでは既存のリッチスニペットのマークアップを引き続きサポートします)。
→http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=185417
のmicrodata、RDFaを開いて見ましょう。
もし、schema.orgからmicrodataやRDFaにマークアップする方法を変えてみても、変化が見られない場合は、下記の原因が考えられます。
- マークアップしたコンテンツが、ページの本文ではない。これは、マークアップしたコンテンツが、そのページの非常に下のほうにあるか、定型部分の要素(ヘッダー、フッター、ナビゲーションなど)となっているか、非表示のHTML要素に含まれている場合です。
- マークアップしたコンテンツに重要なタグが不足している。たとえば、人物のアイテムには、organization、location、roleのいずれかと、nameを含める必要があります。
- マークアップした情報が錯乱していて複数の商品が載っている場合。一つを紹介している商品ページをマークアップする必要があります。
以上、いかがでしたでしょうか。実はこの分野、著者も勉強しながらの知識ですので100%ではありません。また技術の進歩は早いものでこの情報もあと3ヶ月後にも古くなっている可能性もあります。
schema.orgがきちんと対応されるようになっていれば、microdataやRDFaは古い技術になります。
現在では検索結果に表示されるだろうmicrodataやRDFaも、使えなくなったHTML3とか4とかのタグみたいに、失効してしまう可能性だって秘めています。
それでも尚、リッチスニペット対策はECサイトのweb担当者様なら早急に行うべきだと著者は考えます。