こんにちは!ポップコーンSEOの松本( @ma_tsutomu )です。
本日はウェブサイトを新しくローンチされる方のためにSEO的な観点からサイト名の付け方をご紹介します。覚えやすさや主観的な気持ちの部分は一切排除し、SEO的にはこれが良いだろうというルールになります。(※ただし、これが最も正しいというわけではありません。)
新しくサイトを立ち上げられるスタートアップの方や、企業のウェブ企画担当の方、そのサイトをSEOで集客したいとお考えならサイト名は絶対に失敗できません。シンプルではありますが、サイト名の付け方には覚えやすさだけでなく、SEO的観点でその後のサイト運用の観点からも必要になります。会社の役員や株主への報告の義務がある方も、SEO的にこれがこうだから、(親しみやすくサイトコンセプトもマッチしているから)この名前にしました!って言いやすいのではないでしょうか。
それでは早速、以下の5つがルールになります。
- サイト名に主軸検索キーワードが入っている
- サイト名が短い
- ドメインがそのサイト名の英語表記で取得できる
- 検索結果に同じサイト名、または類似サービス名のサイトが存在しない
- サイト名に記号を使用していない
以上です。さて、一つ一つ説明していきます。
1. 主軸検索キーワードが入っている
そのサイトがどの業界で、どの市場をとって行きたいのかで主軸キーワードを選択します。検索回数が多く、より自社のビジネスモデルにマッチしたキーワードを選択しましょう。ポップコーンSEOの場合、主軸キーワードは「SEO」になります。ここでタイトルの付け方に注目です。
①前回の記事タイトル:2013年インターネット広告とSEOの市場規模推移@日本 – ポップコーンSEO
②前々回の記事タイトル:検索結果に著者情報を出す最も簡単な方法 – ポップコーンSEO
①の場合はタイトル前半部分に「SEO」が入っているため「SEO 市場規模」で上がってくることはすでに分かっているのですが、②の場合、記事前半部分に「SEO」が入っていないので、上がりづらくなります。ただし、サイト名の「ポップコーンSEO」が入っているため、「著者情報 SEO」などのキーワードで上がってきます。
もし仮にサイト名に「SEO」が入っておらず、「ポップコーンWEB」というタイトルにしていたなら、「検索結果に著者情報を出す最も簡単な方法とそのSEO効果 -ポップコーンWEB」としなければ「著者情報 SEO」ではなかなか上がってきません。
まとめると、サイト名に「主軸」キーワードを入れることは、前半部分に「SEO」を入れなくても「◯◯+SEO」の複合ワードで取得できるということです。
2. サイト名が短い
タイトルに入れられる文字数は34文字程度と決まっています(Googleさんが結構頻繁に仕様変更しますが)。そこで入れられるキーワード数が多ければ多いほど、検索に引っかかりやすくなります。(キーワード種類分パワーも分散しますが)
3. ドメインがそのサイトの英語表記で取得できる
ドメインに含まれている英語表記のキーワードも検索エンジンは判断します。その新サイト名のドメインが取得できるか、Check Domain Name – PSI-Japanで調べて見ましょう。すでに取得されていたらそのサイト名かドメイン名は諦めましょう。who is情報を見て、交渉するってのはできますが、ほぼ無理だと思います。むしろ、それで多額の金をふっかけてくる業者もいます。たまに訴訟して勝ち取ったなんて話もありますが…Dropboxがついにサービス名と同じドメインDropbox.comを訴訟に勝って獲得
4. 検索結果に同じサイト名、または類似サービス名のサイトが存在しない
これ、結構大事なんです。サイト名をつける時はいろいろなパターンで検索して目視します。サイト名、サイト名の英語表記、打ち間違い、略語etc、サイト名で検索した結果、以前からあるサイトよりもビッグネームになる、もしくはSEO対策で無理やり上げる、とかしないと先行優位性が大きくはたらくSEOの世界では、非常にまずい事態になります。サイト名での訪問数がお問い合わせ率が一番高いはずですし、サイト名で検索した結果、自然検索の下の方に出てくるとか、サイトにたどり着かずに離脱しているようなものです。意地になって「サイト名」でリスティング広告に出して無駄な出費を行なっている企業さんもたまに見かけますorz
5. サイト名に記号を使用していない
記号で検索されたことはみなさんありますでしょうか。記号でGoogle検索しても検索結果がかえって来ないんです。つまりサイト名に記号が入っている分、ひっかかりにくくなるのは当然ですね。
以上です。いかがでしたでしょうか。新しくサイトを立ち上げられる方は、サイト名から慎重になって考えなければならないし、今回の記事はあくまでSEO観点で見てますので、覚えやすさや目に見えない感覚の部分も本当は考えなければなりません。
世の中にはサイト名に検索ワードが入っていなくても、長くても、記号が入っていても成功しているサービスはあります。何が正解かは、成功した人が語れることだと思いますが、SEO的観点とユーザービリティ観点でサイト設計を行なっていくことこそが集客の成功法則だと著者は考えています。
是非、参考にしてみて下さい。